【マイクラ】「server.properties」を使ってサーバーの設定をする方法【よく使う項目も紹介】

マイクラのサーバーを立ち上げた人向け。

本記事では「server.properties」ファイルを使用した、サーバーの設定方法をご紹介します。

ファイルを操作する方法を解説しつつ、どれを変更すればどういった設定になるかを一覧で解説していますので、サーバーの設定がまだの方はぜひ参考にご覧ください。

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server.propertiesファイルを使って、サーバーの設定をする方法

サーバー設定は「server.properties」ファイルを編集すればOKです。

server.propertiesファイルの編集手順

まずは、「server.properties」ファイルを開きましょう。

  • ①:サーバーフォルダの中にある「server.properties」ファイルを右クリック。
  • ②:プログラムから開くをクリックして、メモ帳で開きましょう。

メモアプリで設定を入れたい場所に変更を加え、上書き保存をしてあげればOKです。

例:allow-nether=true→allow-nether=false
※「ネザーに行ける世界」から「ネザーに行けない世界」への変更

わりと簡単ですね。とはいえ、このファイル内には膨大な設定項目があります。そして、項目によって入力すべき値が違ってくることも・・・。

というわけで、ここからはそれぞれの設定項目を一覧で紹介していきます。サーバーに設定を入れるときの参考にしてみてください。

※なお、時短で確認したいという方は「【ここだけチェック】よく使うサーバー設定項目を紹介」の章までスキップしてもらうと、使う可能性が高い設定だけを確認できます。

server.propertiesの設定項目一覧

設定項目の一覧を表にしてまとめてみました。

  • 項目:ファイル内の名称(「=」の後がデフォルト値)
  • 設定値:設定可能な値
  • 説明:何の設定ができるかの詳細解説
項目 設定値 説明
allow-flight=false true/false 飛行MODによる飛行の許可設定。クリエイティブモードに影響はない。
allow-nether=true true/false ネザーへ行けるかどうかの設定。ポータルが動作するかどうかが変わる。
broadcast-console-to-ops=true true/false サーバーコンソールコマンドへの入力時に、管理者に通知するかどうかの設定。安全対策。
broadcast-rcon-to-ops=true true/false 遠隔によるサーバーコンソールコマンド入力時に、管理者に通知するかどうかの設定。
difficulty=easy peaceful/easy/normal/hard 難易度の設定。
enable-command-block=false true/false コマンドブロックの有効化設定。
enable-jmx-monitoring=false true/false JMXの有効化設定。※JMX=Javaアプリケーションをモニタ・管理するための仕様。
enable-query=false true/false GameSpy4のプロトコル接続の許可設定。
enable-rcon=false true/false サーバーコンソールへのリモートアクセスの有効化設定。
enable-status=true true/false サーバーリスト上でオンライン状態の表示設定。
enforce-whitelist=false true/false ホワイトリストの強制執行する設定。
entity-broadcast-range-percentage=100 10〜1000※100の場合は100% エンティティの描画距離設定。
force-gamemode=false true/false デフォルトのゲームモードで参加させるかの設定。
function-permission-level=2 1〜4 関数のデフォルト権限レベルの設定。
gamemode=survival survival/creative/adventure/spectator ゲームモードの設定。
generate-structures=true true/false 村や海底神殿などの構造物の生成設定。
generator-settings={} 文字列 ワールド生成時に生成される地形データのカスタマイズ設定。
hardcore=false true/false ハードコアモードにするかどうかの設定。
hide-online-players=false true/false マルチプレイのサーバー選択画面でのプレイヤー名の表示。
level-name=world 文字列※デフォルトでは「world」になっているが、別の名前に設定すると、別ファイルの新しいワールドでプレイできる。 どのワールドで遊ぶかの設定。
level-seed= シード値の文字列※デフォルトでは未入力のランダム生成。 ワールドのシード値の設定。
level-type=default default/flat/largeBiomes/amplified/buffet ワールドの生成タイプの設定。
max-players=20 0~(2^31-1)※0~2,147,483,647 サーバーに同時接続できるプレイヤーの数の設定。
max-tick-time=60000 0~(2^63-1)※0~9,223,372,036,854,775,807 プレイヤーが動かなくなった場合に、サーバーを強制停止するまでの時間設定。
max-world-size=29999984 1~29,999,984 ワールドのサイズ設定。
motd=A Minecraft Server 文字列 サーバーの一覧画面で表示するサーバー説明文の設定。
network-compression-threshold=256 -1~256(-1:圧縮なし、0:全て圧縮) ネットワーク通信の圧縮設定。
online-mode=true true/false 不正アカウントかどうかを、データベース照合してチェックをする設定。
op-permission-level=4 0~4 管理者権限のレベル設定
player-idle-timeout=0 秒数を入力※0=無効 操作がないプレイヤーを指定の秒数でキックする設定。
prevent-proxy-connections=false true/false VPNやプロキシの使用設定。
pvp=true true/false プレイヤー間の攻撃の有効設定。
query.port=25565 1〜(2^16-2)※1~65,534 クエリサーバーでのポート番号設定。
rate-limit=0 整数※0=無効 プレイヤーの1秒間に送信できるパケットの最大値の設定。超えるプレイヤーをキック。
rcon.password= 文字列 RCONのパスワード設定。
rcon.port=25575 1~65534 RCONネットワークのポート番号設定。
require-resource-pack=false true/false リソースパックが指定された時、ダウンロードを拒否するとワールド接続ができなくなる設定。
resource-pack= URLの文字列 リソースパックへのURL設定。
resource-pack-prompt= 文字列 リソースパックプロンプトに表示させるメッセージの設定。
resource-pack-sha1= 文字列 リソースパックを使用する場合に、整合性を検証するための設定。
server-ip= 文字列※設定不要 サーバーを特定のIPにバインドする場合の設定。
server-port=25565 整数(1~65534) サーバーのポート番号の設定。
simulation-distance=10 2~32 エンティティのシミュレーション実装距離の設定。
spawn-animals=true true/false 動物Mobが出現するかの設定。
spawn-monsters=true true/false 敵対Mobが出現するかの設定。
spawn-npcs=true true/false 村人が出現するかの設定。
spawn-protection=16 整数※保護範囲の算出方法は2x+1。値を2に設定すると5×5の範囲を保護。 スポーン地点を保護する設定。
sync-chunk-writes=true true/false 同期チャンク書き込みの有効化設定。
text-filtering-config= 設定不要 現在、特に使い道なし。
use-native-transport=true true/false Linuxでのパケット送受信量の最適化設定。
view-distance=10 2~32 プレイヤーから半径何チャンクまでを描画するかの、ワールド読み込み設定。
white-list=false true/false ホワイトリストの有効設定。サーバーへのログインをホワイトリスト制にする。

【ここだけチェック】よく使うサーバーの設定項目を11個だけ紹介

設定項目は全部でなんと50以上・・・さすがにエグいです。ですが、ぶっちゃけ使わない項目があるのも事実。

そこで、この章ではチェックしておきたい項目を11個だけ紹介します。「ワールド環境」と「サーバー運営」で分けて解説しますので、参考にしてみてください。

マイクラのワールド環境設定でよく使う項目

allow-nether=true

ネザーへ行けるかどうかの設定です。これによって、ポータルが動作するかどうかが変わります。

  • false:ネザーへの移動不可
  • true:ネザーへの移動可能

difficulty=easy

ゲーム内の難易度の設定です。ここからワールド内の難易度を変更できます。

  • peaceful:ピースフル
  • easy:イージー
  • normal:ノーマル
  • hard:ハード

基本は好きなものでOKです。違いをちゃんと確認してから決めたいという方は、下記の記事を参考にしてみてください。

»参考:【マイクラ】サバイバルモードにおける4つの難易度の違いを解説【おすすめはイージー以上】

enable-command-block=false

ワールド内でコマンドブロックが使えるかどうかの設定ができます。

  • false:コマンドブロックの使用不可
  • true:コマンドブロックの使用可能

gamemode=survival

ワールド内のゲームモードを設定できます。

  • survival:サバイバル
  • creative:クリエイティブ
  • adventure:アドベンチャー
  • spectator:スペクテイター

基本はサバイバル or クリエイティブになるかなと思います。各ゲームモードについて詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にどうぞ。

»参考:マイクラに存在する4つのゲームモードを解説【コマンドで変更もできる】

hardcore=false

ワールド内をハードコアモードにするかの設定ができます。

  • false:ハードコアオフ
  • true:ハードコアオン

ハードコアは1度死んでしまうと復活しないという、地獄のようなモードです。メンバー全員がマイクラに慣れているという場合のみ、お試し感覚でチャレンジしてみるのもありかもですね。

pvp=true

プレイヤー間での攻撃を有効にするかの設定ができます。

  • true:有効
  • fales:無効

level-seed=

ワールドのシード値を設定できます。

シード値を文字列で入力

デフォルトの状態だと未入力となっていて、これだとランダム生成でプレイすることができます。

サーバーを安定して運営するためによく使う項目

max-players=20

サーバーに同時に接続できるプレイヤーの数を設定できます。

0〜2,147,483,647の整数を入力

人数が多くなるほどサーバーへの負荷は大きくなります。スペックや回線に自信があるならそこそこの人数には耐えられますが、Realms(レルムズ)でも10人制限があるくらいなので、ある程度は制限を入れておきましょう。

player-idle-timeout=0

操作がないプレイヤーを指定の秒数でキックすることができる設定です。

秒数を整数で入力(0の場合はキックなし)

この設定を入れておくことで、放置プレイヤー対策ができます。設定を入れる場合は参加者にも伝えておきましょう。

view-distance=10

プレイヤーから半径何チャンクまでを描画するかの、ワールド内の読み込み設定ができます。

2~32の整数を入力

サーバーの負荷対策にはなるので、スペックに自信がない場合は値を小さめにしておきましょう。

motd=A Minecraft Server

サーバーの一覧画面で表示する、サーバー説明文の設定ができます。

文字列を入力

ただし、日本語を使ったり色をつけたりしたいなら、ツールを使った方がいいです。詳しいやり方は別の記事で解説しているので、やってみたい方はそちらを参考にどうぞ。

»参考:【マイクラ】サーバーのアイコンと説明文を変更する方法【簡単すぎる】

最後に:OP権限も重要なので、別で設定をしておきましょう

ここまで「server.properties」ファイルによるサーバーの設定方法について解説してきました。これでほとんどの設定は問題なくできるはず。

ですが、「server.properties」は重要なOP権限の付与設定ができません。

OP(管理者)権限はかなり大切な設定なので、サーバーコンソールから最低限自分だけは管理者になっておくようにしましょう。

詳しいやり方が分からない場合は「【マイクラ】サーバーでOP権限を付与する方法【レベル設定は超重要】」という記事も参考に設定してみてください。

サーバーの設定をちゃんと把握しつつ、安全で快適なマイクラライフを送っていきましょう。

というわけで、今回の内容は以上です。

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