【初心者向け】マイクラのサーバーを立てるための5つの手順【ポート開放も解説】

マイクラでマルチプレイしたい場合に、必ず課題となるのが「サーバー」です。とはいえ、サーバーを立てるとなると「難しそうだな・・・」と抵抗を感じる方も多いはず。

そこで本記事では、マイクラのサーバーを立てる方法を、初心者向けに丁寧に解説します。

成功した実例をもとに、手順を5つに分けて体型的にまとめているので、きっとサーバーの立ち上げの役に立つはず。サーバー初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で紹介するのは、一般的な『自宅サーバー』と言われる方法で立てることを前提としています。レンタルサーバーを使った立て方については、別の記事を参考にしてみてください。

»参考:【完全ガイド】マイクラのサーバーをConoHa VPSで立てる3つの手順:管理方法も解説

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サーバーを立てる前に準備しておくべきもの

まずはサーバーを立てる前に、3つほど環境について質問です。

  • Javaはインストールされていますか?
  • メモリは「4GB」以上ありますか?
  • 回線は「光回線」を使っていますか?

全ての質問に「Yes」なら問題なしです。どれもサーバー運用において大切なことなので、しっかりと整えてスタートするようにしましょう。

Javaがないとプログラムは動きません

Javaは超重要でして、これがないと詰みます。サーバープログラムを動かせないので、立ち上げることができないと言った感じですね。

入ってない場合は、下記のリンクから無料ダウンロードできるので必ずインストールしておきましょう。

»Oracle Japan

メモリと回線はカクつきに影響します

メモリが不足したり、そもそも回線が遅いと、サーバーがラグくなったりします。ぶっちゃけ遊ぶ人数などにもよりますが、できるだけ「高スペック + 高速回線」を目指しましょう。

とはいえ、このあたりは試してみて微妙なら性能を上げるといった感じでもいいと思います。

不安に感じる方は「レンタルサーバー」を使いましょう

  • スペックや回線などに不安があるから厳しいかも
  • ネットで人を集めたいからセキュリティ的に不安

こういったことを感じるのであれば、レンタルサーバーを使った方がいいです。自宅サーバーってぶっちゃけ身内向けですし、自分で用意しないといけない部分も多いので。

なので、不安や手間を減らしてサーバー運営したいなら、初めからレンタルサーバーを選んだ方が無駄がないかもです。

どこのレンタルサーバーを使えばいいのかについては、別の記事でお伝えしてるので、興味がある方はそちらも参考にどうぞ。

»参考:【比較あり】マイクラにおすすめなレンタルサーバー3選 + 選び方のポイント

以上が前提として、確認しておくべき内容です。ここからいよいよ、自分でサーバーを立ち上げるための手順へと進みます。

マイクラのサーバーを立てるための5つの手順

  • 手順①:サーバープログラムをインストール
  • 手順②:プログラム起動のためのファイル作成
  • 手順③:eula.txtの編集(マイクラ規約に同意する)
  • 手順④:マイクラのサーバーを起動
  • 手順⑤:実際にサーバーに入って確認

上記の手順を進めることができれば、サーバーは立ち上がります。PCの基礎知識があるなら、誰でもできるかなというレベルです。

ここで言う「基礎知識」というのは、フォルダを作る・ファイルを保存する・アプリを開く程度のものなので安心してください。

というわけで、順番に解説していきます。

※マイクラサーバーはライセンス上「自己責任」となります。このへんは理解した上で進めてください。

手順①:マイクラの公式サイトからサーバープログラムをダウンロードする

ここではサーバープログラムをダウンロードしていきます。

STEP1:サーバープログラムのダウンロード

公式のダウンロードページにアクセスして、上記の部分をクリックすればダウンロードされます。

STEP2:サーバープログラムを入れるフォルダを作成

続いてはフォルダ作成です。デスクトップ上でいいので、[右クリック]→[新規作成]からフォルダを作っておきましょう。名前はなんでもOKですが、今回は「minecraft server」にしました。

STEP3:フォルダへ移動

先ほどダウンロードしたサーバープログラムを、作成したフォルダにいれましょう。これで手順①は完了です。

手順②:サーバープログラムを起動するためのファイル作る

サーバープログラムを起動させるためのファイルを作成します。ここはかなり重要度が高いので、しっかりとやっていきましょう。

STEP1:テキストでベースを作る

メモ帳を開き、下記の文章を入力します。

java -Xmx1024M -Xms1024M -jar server.jar nogui

大切なのは「-jar」のあとがプログラムファイルと同じ名前かどうかです。今回の場合だと『server.jar』ですね。

ダウンロードファイルが更新され名前が変わる場合があるので、その時は合わせるようにしておいてください。

STEP2:メモリの割り当てを変更する

割り当てとして、編集する部分が次の2点です。

  • Xmx:最高
  • Xms:最低

スペックに余裕がある場合は、「Xmx(最高)」と「Xms(最低)」の割り当てを変えましょう。具体的には下記のような感じですね。

java -Xmx3G -Xms1G -jar server.jar nogui

これで「最高3GB、最低1GB」になりました。ぶっちゃけ変更しなくてもサーバーを立ち上げることはできますが、余裕があるならやっておきましょう。

STEP3:起動用プログラムとして保存する

メモの内容を保存します。保存するときの名前は「start.bat」にしてください。できたファイルは手順①で作ったフォルダに、一緒に入れておきましょう。

手順③:eula.txtの編集してサーバーの規約に同意する

起動プログラム(start.bat)を動かすと自動生成される「eula.txt」を編集して規約に同意していきます。

STEP1:start.batを起動する

start.batを右クリックすると「管理者権限で開く」という項目があるので、こちらをクリックしてプログラムを起動しましょう。

STEP2:eula.txtファイルを開く

上記のような画面が表示され、eula.txtというファイルがフォルダ内に生成されているのを確認します。これをダブルクリックで開きます。

STEP3:サーバー規約に同意する

上記の部分をtrueに書き換えましょう。

「eula=false」→「eula=true

完了したら上書き保存すれば同意が完了です。

手順④:マイクラのサーバーを起動してみる

実際にサーバーを起動して、動くかどうか確認をしてみましょう。

STEP1:start.batを起動する

start.batをもう1度起動します。

STEP2:末尾のコードを確認する

上記のように、末尾に「Done(24.912s)!For help,type”help”」のような表示が出てればOK。これでサーバーは完成です。

※サーバーを閉じたい場合は、バーにある「×」からではなく左下に「stop」と入力してから「Enterキー」を押す方法で閉じてください。

手順⑤:起動したサーバーに入ってみて確認する

起動したサーバーがちゃんと動いているか、最終確認としてマイクラからサーバーに入ってみましょう。

STEP1:マルチプレイを選択する

サーバーを立てた状態で、マイクラを起動して「マルチプレイ」を選択します。

STEP2:ダイレクト接続を選択する

「ダイレクト接続」をクリックしましょう。

STEP3:localhostでサーバーに入る

「localhost」と入力してサーバーに接続してみましょう。これでワールドに入ることができればOKです。

お疲れ様でした。これで完全にあなたのサーバーはPC上で動いています。

とはいえ、現状のままだと「あなただけ」が入れる状態・・・なので、ここから他の人も入れるように「ポート解放」という作業も行っておきましょう。

サーバーに招待するための準備をする【ポート開放を行う手順】

サーバーに招待するには「ポート開放」が必要です。通常ってカギがかけられた状態になっていて、このままだと入ることができないからですね。

とはいえ、ここがマジで難関。

すんなり行く人もいますが、僕はエラー続きで絶望しました。2つほど施策を試したところ解決しましたが、「これならみんな完璧だ」というものは正直ない・・・それがポート開放です。

とはいえ、まずは試してみることが超重要。ダメだったら、問題を1つずつクリアしていけばいいだけの話です。

この章では基本となる「前提条件」と「一般的な開放手順」を解説しています。参考程度に僕がエラーを解決した施策についてもまとめてみましたので、よければそちらも参考にどうぞ。

前提:ポート開放ができるのは「個別回線」のみ

ポート開放は個別で契約している回線の人しかできません。つまり、マンションやアパートなど共有回線はNGということ。

この辺って冷静に考えれば分かると思いますが、共有している回線のカギを開けてまわれたとしたら普通にヤバすぎますよね。

なので、基本的には自分で契約している個別回線でしかポート開放はできません。共有回線の方は「同じ回線内の人と遊ぶ」or「レンタルサーバーを利用する」のどちらかになると思います。

個別回線の方は問題ないで、このまま手順へ進みましょう。

手順:ポート開放の流れを3ステップで解説

ポート開放にはフリーソフトを使えばOKです。

有名どころだと上記の2つですね。今回は「開放くん」を例として手順解説を行なっていきます。

STEP1:フリーソフトをダウンロード

開放くんのダウンロードページから、ダウンロードをクリックし「kaihoukun.zip」というファイルをダウンロードします。

STEP2:ファイルを解凍して起動

zipファイルをダブルクリックすると「kaihoukun.exe」というファイルが出てくるので、これもダブルクリックして起動しましょう。

STEP3:ポートを開放する

マイクラのポート番号である「25565」を入力し、TCPを選択した状態で「ポートを開く(O)」をクリックします。

メッセージ欄に「ポート開放に成功しました。」という表示が出ればOKです。存分にサーバーでのマイクラを楽しんでください。

参考:ポート開放でエラー時が出たときに僕が行なった施策

ポート開放のエラーが出たときに、問題を解決できた施策をお伝えしておきます。

  • (1) パブリック→プライベートに切り替えた
  • (2) ファイアーウォールの設定を行なった

どちらもWindowsの設定から行える作業です。(1)に関しては「パブリック プライベート 変更」、(2)に関しては「ポート開放 firewall」などで検索すれば、すぐに情報にたどり着けます。

何にせよ、大切なのは調べるということ。

答えってネット上に転がってますし、自分の状態をしっかり把握できてるのは自分しかいないですからね。

なので、エラーが出たときは「どういった構文のエラーなのか」を調べつつ、環境と照らし合わせながら適切な答えを探していきましょう。

立ち上げたマイクラサーバーの設定もしておきましょう

  • ①:server.propertiesの設定
  • ②:サーバーアイコンの設定
  • ③:OP権限の設定

上記あたりを把握しておけば、ひとまず設定で困ることはないです。それぞれできることが違うので、1つずつ解説していきます。

①:server.propertiesの設定

こちらは、マイクラサーバーを起動すると生成される「server.properties」というファイルを使った設定です。

主に環境の設定ができるという認識でOK。

  • モードや難易度の設定
  • コマンドブロックの有効化設定
  • サーバーの人数制限設定

上記のような「ゲーム内の環境」や「サーバーの環境」を設定できます。マルチプレイをスタートする前にやっておいた方がいい部分もあるので、ここは確認をしておきましょう。

設定方法は、「server.properties」をメモアプリから編集するだけ。

簡単ではありますが、項目は50以上と膨大です。なので初心者向けに、やり方を含めてポイントとなる項目なども別の記事にまとめてみました。よければ参考にしてみてください。

»参考:【マイクラ】「server.properties」を使ってサーバーの設定をする方法【よく使う項目も紹介】

②:サーバーアイコンの設定

こちらは、サーバーの一覧画面で表示されるアイコンの設定です。設定しなくてもデフォルトの画像が表示されますが、オリジナル画像にしたい場合は設定しておきましょう。

やり方はサーバーフォルダに、64×64の「server-icon」という名称のPNG画像を入れるだけ。

サーバーのアイコンと説明文を変更する方法」ではより詳しく解説しているので、不安な方は参考にしてみてください。こちらの記事では、サーバー説明文を編集する方法も追加でお伝えしています。

③:OP権限の設定

最も大切な、管理者権限を付与する設定ですね。マルチプレイスタート前にこれを自分に付与してないと、ワールドの管理ができなくなります。忘れずにやっておきましょう。

やり方はサーバーコンソールを開いて、op [プレイヤー名]と入力するだけ。

かなり簡単ですが、コンソール画面に慣れてない方は少し不安かもです。そういった方は、画像付きで丁寧に解説している記事があるので、そちらをご覧ください。

»参考:【マイクラ】サーバーでOP権限を付与する方法【レベル設定は超重要】

まとめ:自分に合ったサーバーの立て方を選びましょう

今回の内容をまとめます。

  • マイクラサーバーは「5つの手順」で立ち上がる
  • サーバー立ち上げに重要なのは「起動ファイル」
  • マルチプレイをしたいなら「ポート開放」が必要
  • ポート開放は「個別回線」のユーザーのみできる
  • 「エラー」が出ても焦らず徹底的に調べましょう

サーバーの立ち上げだけなら、起動ファイルさえしっかり作れればいいので、そこまで難しい話ではないといった感じです。問題となってくるのは、やはりポート開放かなと・・・。

とはいえ、ここを突破できたときの快感はなんとも言えないものがあります。ぜひ前向きにチャレンジしていきましょう。

マイクラサーバーの立て方は1つではない話

マイクラサーバーの立て方って、今回紹介した「自宅サーバー」だけじゃないです。途中でもお伝えしたように「レンタルサーバー」を使うという方法もあります。

僕はどちらも試しましたが、自宅サーバーに比べるとレンタルサーバーの簡単さはマジでエグいです。

セキュリティ面においても安心できることには間違いないので、自宅サーバーがどうしても難しいようであればそういった立て方も検討するようにしましょう。

»参考:【完全ガイド】マイクラのサーバーをConoHa VPSで立てる3つの手順:管理方法も解説

そもそもゴールって「マルチプレイで遊ぶ」ことじゃないかなと思います。なので、1つのやり方に縛られすぎず、ちゃんと自分が目標達成できる適切な方法を選んでみてください。

というわけで、今回の内容は以上です。

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